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民族文化の会



5月19日の会の報告です。

 

 私の「照葉樹林文化論」は昭和50年代60年代、多くの論者が参加して全盛を誇った照葉樹林文化論が、平成に入って急速に鳴りをひそめた理由を水稲稲作の起源地との関係で明らかにしました。この学説が台頭した時期は、稲作の起源地が大陸の雲南・貴州の四千年前とされていた時で、連動して東亜半月弧を日本人と日本文化の起源地とした照葉樹林文化論がもてはやされました。しかし、平成に入って長江流域から一万二千年前の水稲が発見されました。たしかに日本の古代文化への照葉樹林文化の影響はありましたが、多様な日本文化の一部を占めるにすぎません。多方向から幾重にも渡って伝来した文化を受容した日本文化の多様性を、主として食物の面から立証した学説が照葉樹林文化論でした。 

 

 予定講師の森永毅彦先生がお休みでしたので、急遽、私が代役の「邪馬台国・卑弥呼論」を発表しました。

 「魏志倭人伝」が記す邪馬台国と卑弥呼を時所を限定した史実の記載と見ると議論は沸騰して収まりがつきません。中国の史書は「白髪三千丈」式の誇張が多く、また情報入手の手段に限界のあった当時、この書の著者(西晋の陳寿)が、古代日本について正確な知識を持っていたとは考えられないからです。 しかし、「魏志倭人伝」は古代日本の風俗・文化をかなり正確に伝えていた書です。卑弥呼とその弟の統治形態の記述は当時の越人、倭人社会のおなり神信仰に象徴される女性霊性と、太陽、稲魂に代表される大地の信仰についての正確で信頼できる記録であり、日本の天皇制の本質、永続の理由の由来を説明しています。六月の発表「天皇が分かれば日本が分かる」の前提でもあります。

 

2019年度の日程が決まりました。講師と演題は決まり次第お知らせします。いずれも日曜日午後2時からです。3月、10月は休会です。

6月16日、7月14日、8月18日、9月8日、11月24日
12月1日

        


         


          

 

2019年度予定

6月16日

1 天皇が分かれば日本が分かる        諏訪春雄
2 英国王室とBrexit   学習院大学名誉教授 湯沢 威


7月14日

1 天王寺屋と「聖徳太子」 第二回      諏訪春雄
2 天王寺屋と聖徳太子について    中村鷹之資 ご母堂


8月18日

1 縄文文化新考               諏訪春雄
2 漱石の家計簿        学習院大学教授 山本芳明

9月8日

1 題未定          学習院大学講師 藤澤 茜

2 日本語の起源―大野晋タミル語起源論をめぐってー 
                       諏訪春雄


11月24日

1 題未定     大阪経済大学客員研究員  身崎とめ子

2 江戸しぐさ消長              諏訪春雄

12月1日

1 日本の型文化               諏訪春雄

2 平家物語における不思議なお話

  平家物語 巻八・ 平家正節 五之下 より平曲「緒環」
前田流平家琵琶 鈴木孝庸 門下 一ツ目弁天会代表 荒井今日子

  平家物語 巻第十一・平曲 大秘事より「鏡の巻」

       前田流平家琵琶 橋本敏江 門下  鈴木孝庸

  唱和指導(皆さんでご一緒に)       鈴木孝庸

 平家物語 巻第一・平曲 小秘事より「祇園精舎」冒頭部分


 


 


 

 

参加費 千円(資料代、茶菓代を含む)




会場 黛ビル4Fホール
 〒107-0052 
   東京都港区赤坂3-10-3  

  TEL3583-3633・3606 FAX3583-3639


 

[地下鉄赤坂見附駅赤坂方面出口から徒歩2分]
      




 共催 民族文化の会  代表 諏訪春雄

      (財)黛民族舞踊文化財団 



 



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