S2 -Semisecco&Secco-
written by Miyabi KAWAMURA
2008/0101
2007/12/30発行「S2 -Semisecco&Secco-」お試し読み



*御案内*

こちらは、2007年12月30日冬コミにて発行致しました本のお試し読みです。

22才跳ね馬×15才雲雀の甘いお話と、
32才(十年後)跳ね馬×15才雲雀の辛目(笑)のお話、
その両方(含むエロ・笑)をいっぺんに見たい! 

…という、作者の趣味に走った一冊になりました。

本当に、御参考程度の本文一部抜粋です。
それでもいいよ、と思って下さる方のみ御覧下さいませ。

…ちなみに、甘いお話を目指して書いた筈の22才跳ね馬×15才雲雀のSSが,
何故か微鬼畜な跳ね馬がお初な雲雀たんを啼かせる(笑)いやな感じの話に
なりはてております。…なぜだ(苦笑)!!



*  *  *  *  *  * 




■22才跳ね馬×15才雲雀SS 『Semisecco(中甘口)』 ■一部抜粋



 
跳ね上がった雲雀の手が、地面の上でグシャリとわだかまってしまっていたブランケットとディーノのジャケットにぶつかった。そのまま爪を立てる勢いで握り、拒むように首を振る。乱れた黒い髪の先が描く弧が、炎に映えて、残像を作った。
 一度手を退くと、ディーノは雲雀のシャツのボタンの幾つかを、ゆっくりと外した。首のネクタイも緩め、襟元を乱していく。ベストは着せたまま、シャツごと掴んでたくし上げると、身体を下方へずらし、露になった腹部へ、唇を寄せる。
 薄い筋肉の張った肌は、滑らかだった。僅かに覗かせた舌で舐め、唇で撫でていく。

「離……っ……!」

逃げようともがく雲雀の抵抗を削ぐように、再び伸ばした指先で、胸の尖りを挟み捻った。

「痛ッ……ぁ」

びくりと震えた肌を間近に見て、今しがた苛めた場所に、舌を宛がい、舐め上げた。

「――ッ……!」
「恭弥の……、すげえ可愛い」
「ぁ、や、……ッ、だ」

淡い色合いの胸の尖りの、左側を唇で吸いながら、右側には指を這わせて擦り、捏ねる。掠れた息を咽喉から漏らして抗う雲雀の肌が、炎の照り返しとは違う色に色付いていく。ぐっしょりと濡れた左のしこりを歯列に挟み、きしりと力を篭めると、痛かったのか、雲雀の指がディーノの金色の髪を掴んだ。

「も、……や、――ッ」

ディーノの顔をそこから引き剥がそうとする動きに合わせると、一瞬雲雀の指の力が緩んだ。……が、すぐに顔を伏せ、今度は右側に舌を絡ませ、唾液で濡らしてやる。爪を指先で弄っていた場所は、もう固くなっていた。擽るように舐めた後、強く吸いながら、ディーノは雲雀の脚の間に入れていた膝を揺らして、大腿の付け根――雲雀の身体の中心を、押すように強く擦り上げた。

「っ、ふぁ……っ!」

突然の刺激に背を反らせ、雲雀が高く啼いた。

「あ、ァ……んんっ」
「……固い、な」

ぐ、ぐ、と膝頭で雲雀のそこを煽りながら、ディーノは身体を起こした。

「恭弥……」
「……っ」

頬に伸ばされた指を見とめた途端、きつく閉じられた黒い双眸。自嘲の笑みを唇の端に浮かべると、ディーノはその手を、雲雀のベルトに掛けた。かちゃり、と小さな音が鳴る。緩めたそれを引き抜き放ると、ディーノは雲雀の中心に、掌を当てた。

「駄目、ゃだ……!」
「何で、駄目?」
「――ぅあっ」

指先で、形を確かめる様になぞり、包み込む。握り、離し、制服の下衣の上から立てた爪で掻き、弄った。

「オレは、したい。良くなって欲しい。恭弥に、もっと」
「……ッ、ぅ」

ぶるぶると、殆ど反射的に首を振りながら、雲雀は口元に自分の手を押し当てた。





■32才(十年後)跳ね馬×15才雲雀SS 『Secco(辛口)』 ■一部抜粋



「……怪我の具合は?」

無意識の内に零れた問いに、しかし相手は無言だった。眦の切れ上がった黒い目をディーノに据えたまま、僅かに眉を顰め、怪訝とも、不機嫌とも取れる表情を浮かべている。

「大丈夫です。治療は終わりました」

黙ったまま互いを見詰めている二人の間に、草壁の声が響いた。

「腕の傷も軽い擦過射創なので、そう問題は。深い傷は、左脚のものだけです」
「左脚?」
「はい。ただ、それは今日の戦闘で負ったものではないと、雲雀、いえ、委員長が」

「――委員長、か」

どこか懐かしく聞こえる単語を耳にして、ディーノの表情が緩む。元・副委員長の配慮に少し微笑うと、ひとつ息をついて、彼へと向き直った。

「分かった。ここはしばらくオレが看るから、リボーンの所に行ってくれ」
「ですが」
「お前の仕事、だ。……恭弥の組織を今後どう動かすのか、他の奴じゃ決められないだろ」
「……了解しました」

数秒の思案の後そう答えた相手は、ひとつ会釈をして、部屋を出て行った。



 ふたりきりで残された部屋に、再び沈黙が落ちる。ベッドの上の相手を、改めてディーノは鳶色の目で見遣った。
柔らかそうな黒い髪は、前髪が少し長い。そこから覗く黒い目には、硬質な鋭さが浮かんでいる。……間違いなく、雲雀だった。初めて出逢った頃の、十年近く前の。



 

 

>>…と、こんな感じで、22才跳ね馬×15才雲雀のSSと、
32才(十年後)跳ね馬×15才雲雀のSSの二本立てになっています。
全体的にシリアス風味、です。





 



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