■グラス・グラス・グラス■
2009/1/20
COMIC CITY大阪72発行『グラス・グラス・グラス』(跳ね馬眼鏡本)より一部抜粋
*御案内*
こちらは、2009年1月11日発行『グラス・グラス・グラス』のお試し読みです。
じゃんぷSQ2月号の、眼鏡装備跳ね馬に奪われてしまいまして、「HYDRO」のカイさんと突発コラボ企画をしてしまいました(笑)。
web上で読みやすくなる為、改行等、一部書式を変えてupしています。
自分に覆い被さるような姿勢になっているディーノの肩を掴み押し返そうとして暴れ始めた雲雀の両手首を、ディーノは左右の手で掴んだ。
「……っ、恭弥」
「ゃ、――ッ、だ」
ぐ、と力を篭めて押し開き、雲雀の顔の横に縫い止める。
如何にディーノが上を取っていたとはいえ、雲雀が本調子で、腕だけでなく脚も使って抵抗していたのなら、抑え込むのは難しかったかもしれない。しかし、今は完全にディーノに分があった。
「この、じゃじゃ馬」
「――っ、ンんっ」
強引に唇を奪われて、ディーノの至近距離にある雲雀の表情が歪んだ。
雲雀が「咬みついて」くる前に、深く差し込んだ舌で雲雀の中を掻き混ぜてやれば、それでディーノの勝ちだ。雲雀は、自分の中を弄られることに弱い。理由の解らないこの抗いも、触れられることを拒むような身体の強張りも丹念に口腔を撫ぜあやしてやれば、すぐに消える筈だった。なのに。
「……恭弥?」
今日の雲雀は、確実にいつもと違っていた。
ディーノの目線を拒むように顔を背けて、その黒い双眸を決してディーノに向けようとしない。……何だ、と訝しく思い、掴んでいる雲雀の手首を改めて握り直した刹那、ディーノはそこが酷く熱いことに、熱すぎることに気付いた。
「違う……、ゃ、」
ふるりと首を振った雲雀の口から零れた、「違う」という単語。
瞬間、その意味を考えたディーノは、辿り着いた一つの仮定に対し、自ら驚きを禁じ得なかった。――まさか、と思う。けれど、それしか考え付かなかった。
確かに、今日の雲雀は、最初から少し、違っていた。それはディーノ自身何度も感じていたことだ。
熱にやられた雲雀のいつにない無防備さと、そしてその熱に溶かされ滲み出た、普段なら絶対に望むことの出来ないような、甘えの声。……今日の、今の雲雀が望んでいるのは、「ディーノ」だけだ。それなのに雲雀は何故か、当のディーノに触れられることを拒んでいる。否、ディーノではないのだ、多分。雲雀が今、拒もうとしているものは。
「……『これ』のせいか」
まさか。
――とは思いつつ、しかしそれしか考えられない。眼鏡だ。
>>でもってこの後、「跳ね馬眼鏡本」とは名ばかりの(苦笑)
雲雀たん陵辱SSが続きます…。万死!!
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