■非常食バンビ■

2009/10/5
12/30 冬コミ発行予定新刊より一部抜粋。


*御案内*

こちらは、2009年12月30日発行予定「非常食バンビ」のお試し読みです。
御参考程度の本文一部抜粋です。それでもいいよ、と思って下さる方のみ御覧下さいませ。
尚、
web上で読みやすくなるように、改行等、書式を一部変えてupしています。






 仰向けに横たわっている雲雀の足を掴んで膝を立たせると、ディーノは自分の左右の掌に納まってしまう膝を掴んで、押し開いた。

「ン……っ、ぁ」

 一瞬腰を捩り、啼き声めいた息を漏らしたものの、雲雀からの抵抗は全く無い。……無くて当然だった。雲雀は、この行為に、『抵抗』という選択肢があることを知らない。雲雀にとって、あくまで『これ』は、ディーノと交わした契約を果たすのに必要な行為なのだ。

「いい子だな、恭弥は」
「ッ……、ン、んッ」

 唇を寄せて行きながら囁くと、その気配だけでも感じてしまうのか、ぴくりと震えた肉塊がまた少し立ち上がった。

「……お陰で、食べやすそうだ」
「ん、ぁ……ッ、ん!」

 先端を舌で掬われ、そのまま一息に咥え込まれて、雲雀の背が反った。

「――ッ、ふ、ぁ」

 肉茎に絡み付く舌。熱く濡れた場所に導かれ、押し包まれて扱かれる快感に、稚い身体が耐えられる訳がない。自分の口の中で嵩を増した雲雀自身の根元で唇を締めると、ディーノはゆっくりと顔を上下に揺らし始めた。

「ひ、ぁう……っ!」

 一気に、雲雀の体温が増した。
ぐちゅ、くちゅん、と、ぬかるんだ水音が立つ。ディーノは、口腔に溜めた唾液と舌の表面とをわざと咥えた肉塊になすり付けることを繰り返した。……舌に乗った、淫らな味。顔を退き、肉塊の切っ先を浅く食むと、ディーノはそこだけを執拗に舐めしゃぶった。

「ゃ、ぁ……っ、ぅんっ」

 高く上擦った小鹿の鳴き声。ちゅ、と先端の小孔を吸い、滲み始めた蜜を啜ると、ディーノは顔を上げた。

「……いやだ、は無しだろ?」
「ッ……ぁ、ぅ」

 膝を掴んでいた右手を小鹿の内腿に沿わせて撫ぜると、ディーノは唾液まみれにしてやった肉塊を掴み取った。
 悪戯に爪で掻いてやっただけで、窪みから吐き出している先走りに白いものを紛れさせた雲雀を咎めるように、ぎちりと握り締める。

「ッ……っ! ン、んッ」

 走った痛みに見開かれた黒い目から、透明なものが滑り落ちた。
雲雀の下肢に伏せていた顔を上げ身体を起こすと、狼は涙で濡れてしまった小鹿の頬をべろりと舐め上げた。

「恭弥は、涙も美味いんだな」
「何……っ、ん、ァ」

 手の中の肉塊を揉みしだきながら、くねり身じろぐ華奢な肢体に圧し掛かって動きを封じ込める。真上から見下ろした小鹿の黒い目は、完全に潤んでしまっていた。けれど、狼からしてみれば、それはあと少しで餌を得ることが出来るという格好の目安だった。

「ん……、ん、ンっ!」

 雲雀の背の下に空いている左腕を潜らせ、寝床にしている干草が乱れてしまうのも構わずに身体を抱き寄せると、ディーノは目の前で痙攣するように震えている小鹿の茶色い『耳』を、唇で食んだ。










>>12月30日冬コミ新刊その2のお試し読みです。
小鹿雲雀たん書いてて楽しかった!


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