難聴の種類と聴力

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難聴には大きく分けると伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3つがあります。また難聴の度合いは一般的に軽度難聴、中度難聴、高度難聴、重度難聴に分けられます。
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 耳の構造は外側から、耳介(ジカイ・・耳たぶ)、外耳道(耳穴)、鼓膜、中耳、内耳の順にあり、その先は聴神経で脳に接続されています。難聴の違いはこれらのどこに障害があるかで決まります。

 伝音性難聴(伝音難聴)
伝音声難聴とは外耳(耳介&外耳)と鼓膜及び中耳、つまり音を伝える器官の障害による難聴です。
これは音を聞くための神経には異常がないので治療できる可能性が有るし補聴器で音を大きくすることによりかなり聞こえるようになります。中耳炎などによる難聴はこれに当たります。

 感音性難聴(感音難聴)
感音性難聴は内耳か又は聴覚神経に障害がある難聴で医学的な治療が困難です。また、大きな音は健聴者並に煩く感じるのに、小さな音はあまり聞こえません。そのため、補聴器には高度な機能が要求されます(感音性難聴にはグッドイヤーが大変適しています)。
また、感音性難聴は周波数により聞こえ難さが非常に異なることが多く、特に幼児期から高い音が聞こえない場合は発音の修得が難しい問題もあります。

 混合性難聴(混合難聴)
伝音性難聴と感音性難聴の両方の特徴を併せ持った難聴です。老人性難聴は多くの場合 混合性難聴ですが、どちらの度合いが強いかは個人差が大変大きいと言えます。

人の耳の構造

聴力

 聴力の分類法はいくつも有りますので注意が必要です。下記はその例です(dBについては「デシベル(dB)の話」をご覧下さい・・・HL表記は通常省略されます)。


健  聴:
 ささやき声もよく聞こえる(10dBHL〜30dBHL)
軽度難聴:
 小声が聞きにくい(30dBHL〜50dBHL)
中度難聴:
 普通の声が聞きにくい(50dBHL〜70dBHL)
高度難聴:
 大きな声でも聞きにくい(70dBHL〜90dBHL)
 耳もとでの大きな声でも聞こえない(90dBHL〜100dBHL)
 通常の音は聞こえない(100dBHL〜)


健  聴:
25dBHL以下(Normal hearing)
軽度難聴:
26〜40dBHL(Mild hearing impairment)
 小さい会話、遠く離れた会話が聞き取りにくい
 騒音下や10名程度の会議での会話の理解に困難なことがある
軽中度難聴:
41〜55dBHL(Moderate hearing impairment)
 普通の会話レベル(60dBspl)での会話にしばしば不自由を感じる
 正面からの大きい声での会話は理解できる
中高度難聴:
56〜70dBHL(Moderately severe hearing impairment)
 大声で話してもらっても理解できない場合がある
 後ろからの話し掛けに気づかないことがある
 補聴器を使用してもその効果は語音弁別能力により異なり個人差が大きい
高度難聴:
71〜90dBHL(severe hearing impairment)
 補聴器を使用しなければ、耳元30cmほどの距離からの大きな声も聞き取りにくい
 環境音のうちのいくつかが識別できる程度で、聴覚のみでの会話聴取はむずかしい
 補聴器を使用してもその効果は聴力・弁別能力・読話能力などにより大きく左右される
重度難聴/ろう:
91dBHL以上(Profound hearing impairment / Total hearing loss)
 補聴器を使っても、読話・筆談の併用がなければ聴覚のみの会話聴取はできない
 補聴器は聴覚による手がかりを与えること(補助的)においては役立つかもしれない


軽度難聴:
30dBHL〜45dBHL
 ささやきや、小さな音を聞き取れないときがある
 普段から聞き間違えたり、聞き返すことが多い
 会議などでの聞き取りがつらい
 家族からテレビの音が大きいといわれる
中度難聴:
46dBHL〜60dBHL(中軽度難聴)
 大きめな声で話してもらうと聞こえる
61dBHL〜70dBHL(中度難聴)
 普通の会話が困難になる
 耳のすぐそばで話してもらわないと普通の会話が困難
 大声なら聞き取れる
高度難聴:
71dBHL〜90dBHL
 車がそばにこないと気づかないときが多い
 耳のそばで大声で話してもほとんど聞こえない
90dBHL〜
 ほとんどわからない


 世界保健機関(WHO)による分類。

軽   度:26〜40dBHL
中 等 度:41〜55dB HL
やや高 度:56〜70dB HL
高   度:71〜90dB HL
非常に高度:91dBHL以上

次のような分類もよく使われます。

 軽度難聴:26〜40dBHL
 中度難聴:40〜70dB HL
 高度難聴:70〜90dB HL
 ろ  う:90dB HL以上

 軽度難聴:26〜40dBHL
中等度難聴:41〜55dB HL
準重度難聴:56〜70dB HL
  重度難聴:71〜90dB HL
最重度難聴:91dB HL以上

 尚、「平均聴力レベル」とは、会話に必要な500Hz〜4000Hzの平均聴力です。

 

聴覚障害の程度と等級
 聴力レベル70dB以上から身体障害者手帳の交付を受けることができます。交付を受けている聴覚障害者は、全国で約36万人とされています。また、聴覚障害のみの場合の等級は2級までですが聾唖(ろうあ)者は1級に認定される場合があります。
尚、国連の世界保健機構(WHO)で補聴器の装用が推奨されている41dB以上の難聴者は、日本では600万人と言われています。

1級:無し
2級:両耳の聴力レベルがどちらも100dBHL 以上(全ろう)
3級:両耳の聴力レベルが90dBHL以上(耳介に接しなければ大声を理解出来ない)
4級:1. 両耳の聴力レベルが80dBHL以上(耳介に接しなければ話声を理解出来ない)
   2. 両耳による普通話声の最良の語音明瞭度が50%以下
5級:無し
6級:1. 両耳の聴力レベルが70dBHL以上(40cm以上の距離で発声された会話を理解出来ない)
   2. 一方の耳の聴力レベルが90dBHL以上、もう一方の聴力レベルが 50dBHL以上


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