しかし、レーザー光の放射は違います。例えば蛍光灯の様な光源からレーザー光が出ると仮定すると、蛍光灯のどの部分からも、同じ方向にのみ光が出ます。しかもこの時どこから出る光も波長と位相が同じです。 波長というのは水面の波に例えれば山から次の山間の長さです。また位相と言うのは波が進む時の山や谷の位置です。このような光がレーザー光です。コヒーレント(可干渉)光とも呼ばれます。

レーザー光をレンズで収光して焦点を結ばせると、例え蛍光灯のような光源から出たものであっても蛍光灯の形は写しだされません。どうなるかというと、唯の1点に集光されます。
レーザー光が危険であったり、金属を切断できたりするのもこのためです。つまり非常に小さな点に光を集める事ができる上に、全ての波が加算される(打ち消し合わない)のでそこが焼かれたり、溶けたりするからです。
CDやDVD等の光ピックアップに使用されている極小出力のレーザー光でさえも直接見てはいけないと言われるのは、見ると光が網膜の大変小さな一点に集まって目を痛めるからです。
尚、半導体レーザーダイオードからは光が放射状に出てきますが、これはレンズを用いて平行光にすることが出来ます。このような場合、放射状の光であってもレーザー光と呼ばれます。