2010年 第12回水ものオフ会
俺ホバークラフトコンテストのご案内


2000年の貴重な参加作品、イマイのホバークラフト「ジュピター」。(マルさん提供) 
 

イマイのホバークラフト「ジュピター」の走行状態。(マルさん製作)
 少年の頃、本当に浮上走行するホバークラフトモデルは高嶺の花で、子供達の憧れの的でした。そんな夢のホバークラフトに、今の自分のテクニックでチャレンジしてみませんか?
 「俺ホバークラフト」コンテストの参加要領
自作ホバークラフトによるコンテストです。
ボディーには必ず、スーパーやコンビニで使用されている発泡トレイを一部または全部使用し、ホバークラフト然とした体裁にすること。
モーターの種類、個数制限は一切なし。
電圧は6Vまで。(電池の種類は問わず)
有線、無線は問わず。
ホバークラフトの市販品トイの船体、モーター、プロペラ、スカートなどの流用は一切不可。(最近のホバークラフト商品は完成度が高く、これを流用すると自作作品の面白味がなくなるため)
また、プラモデルではない”市販品トイ”はオフ会への持ち込みもご遠慮下さい。m(_ _)m
作品構成例:お刺身の大型発泡トレイを本体とし、プラズマダッシュを2個とヤマダのプロペラを使い、有線リモートコントロール(6v)とした作品。
ヒント1:発泡スチロールはラッカー系塗料を筆塗りすると解けてしまいますので水性アクリルなどがお勧めですが、ラッカー系塗料でもエアブラシなどのスプレー塗装は可能ですぞ!
ヒント2:いにしえの模型とラジオなどのホバークラフト製作記事を読むと、プロペラで作られた浮上用の空気の流れは”渦巻き乱流”となって効率を半減するので、風圧は整流スリットなどで渦を消すとイイらしいぞ!
ヒント3:ホバークラフトの浮上のコツはエアークッション効果を上げる”スカート”にあるらしいが、古いホバークラフトキットはスカート無しでも十分に浮く事が実証されているぞ!要はスカートの効果を期待するか、スカート分の重量を軽減してシンプルに仕上げるか…のバランスが大事かも?
本家のジュピター(イマイ)、コブラ2(ホーク)、ジュニアSH-107(清水模型)などの発泡スチロール製のホバークラフトそのものを作って持ち寄る御大尽参加、あるいは発泡スチロール製ではないアリイやヤマダのインジェクションキットの賑やかし参加も可能ですが、既製キットは参考出品扱いとなってコンテストの投票対象にはなりません。(既製キットによる参考出品は、アンティーク部門やテクニック部門などの一般投票だけの対象となります)

「ジュピター」の完成品。(マルさん製作)

ホークのコブラマークII。左下のスラローム走行とは一体…?
(画像提供テルスター中尉)


コブラマークIIの全貌。当時のアメリカキットの定番であったマブチのゼロナンバーモーターが新鮮です!
非力なこのモーターですが、当時のアメリカのキットの出来を考えると走行は十分に期待できますね。
透けるほど薄いバキューフォームの船体が印象的!
(画像提供:テルスター中尉)

コブラマークIIに比肩する日本のホバークラフトキットの雄、清水模型の「ジュニアSH−107」。
コブラより数年遅れてリリースされたジュニアは、使用するモーターが更に強力なトルクを持つRE−14になっています。
(画像提供:テルスター中尉)

コブラマークIIに比肩する日本のホバークラフトキットの雄、清水模型の「ジュニアSH−107」。
浮上させる船体を極力軽くする為、コブラ同様に電池は有線形式ですが、マルサンの怪獣キットと同型の完成リモコンボックス付です。
このキットはスカート無しの船体ですが、僅かながらも確実に浮上走行をしましたね!(広報担当談)
(画像提供:テルスター中尉)

アリイのホバークラフトキット。走行は可能だが、浮上は……。

浮上自走はしないものの、独特のデザインで当時の子供たちを喜ばせたナカムラの「フライングサンダー」。
画像はTachikawa館長所有の初版のパッケージとキットの内容です。

同じくTachikawaさんの協力で撮影していただいた「フライングサンダー」再版時のパッケージとキットの様子。
荒々しいダイナミックな雰囲気の初版と、すっきりと近未来風に仕上げた双方とも捨てがたい魅力があります。

「フライングサンダー」のインスト。推進用プロペラはモーターで、浮上ファンとギミックはゼンマイで動かします。
子供心に「浮かないんだ。」と少々ガッカリしましたが、スカートの内側をそのまま船体として浮上しているように
見せるというのはアイディアですね。キャビン左右の機銃は自動的に左右に動くニクイギミックが付いています。

 

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