草の体は、「存在の美」(そんざいのび)を表します。

 草花であろうと木であろうと本性に従った大きさを持っています。度々の風雪に耐えその天性の最大の空間まで成長した草木は高く厳しい精神力を感じさせます。この世に存在し続けた美しさを表す体です。

 人間でいえば様々な経験を経て長く世を暮らし、そこにいるだけで存在感を漂わせ、多くの人の心の支えとなれるような人といえるでしょう。














花材/錦木、シンビジウム、雪冠杉
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