蘇るSF戦車!

ミドリ(オリジナルレストア) アトラス (宇宙戦車ファン氏作)



製作・撮影:宇宙戦車ファン

 ビッグモグラスに引き続き、宇宙戦車ファンさんのミドリSF戦車画像の紹介です。今回はアトラス!童友社がアトラス再版をして話題としては旬な時期ですが、実はこれは昨年の年末に王国に届いていたレストア報告の画像です。と言うことは…、そうですこれは2000年3月の再版キットではなく、ミドリのオリジナル版を四半世紀(?)ぶりにレストアしたものです。

 モノトーン調に撮影されて白バックに処理されたこの写真は、光に拘ったアートワークの展開を本業にされている氏の映像感覚によって、アトラスの存在感が強烈に表現されています。

 宇宙戦車ファンさんのメールによればこのキットは、子供の頃に前後左右に動くリモコンに改造していたものだそうで(それはそれでスゴイ事ですね!)レストアにあたり欠損部品であったキャタピラと動力部以外のロードホイールは、タミヤのトラック&ホイールセットを流用して修復したとの事です。それ以外はそれほど欠損もなく、わりといい状態で復活しました、と仰っていることから、とても物持ちの良いモデラーさんである事が伺えます。特にこのキットような「作って、遊んで、壊して、廃棄」というお決まりのパターンで消費されていったジャンルのプラモデルが、エンドユーザーの手元に極めて良好な状態で保存されている事は極めて稀である事を考えると、非常に貴重な1台であるといえるでしょう。

 「改めてアトラスのギヤー部分を見てみると、モーターから円盤ノコギリカッターまでの動力伝達には感心させられました。」とは、宇宙戦車ファンさんの言葉ですが、確かに当時のミドリはあらゆるギミック実現に努力を傾注しており、このキットのギアボックスも一見シンプルながら、確実な作動を実現する素晴らしい設計でした。アトラスのギアボックスは、メーリングリストサービスであるツインスターメーリングリストの画像投稿コーナーに、田宮模型歴史研究室の主催者’助手さん’からミドリオリジナル版のギアボックス画像が投稿されていますので、興味のある方はそちらを参照して見て下さい。
 

製作・撮影:宇宙戦車ファン

 レストアが終了したアトラスの迫力ある走行シーン!!前回紹介したビッグモグラス同様今回のアトラスも、メカの性格としては「重量感のある力強さ」というものが第一印象にありますが、パースの効いた宇宙戦車ファンさんならではの構図は、「スピード感」という側面からアトラスの新たな魅力を伝えてくれますね。操縦室上部の天蓋部分にセッティングされた発光ギミックが、見る者のアドレナリンをいやが上にも分泌させます!

 車体後部左側面(写真では向かって右側)、円盤型宇宙船の手前あたりに見える突起は、円盤発射用のゼンマイリリース用レバーです。今回童友社から再販されたバージョンではこの機構もオミットされていますので、この部分は再版キットでは再現されていない貴重な部分ですね。
 

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