俺SFメカコンテスト
動く戦車オフ会毎年恒例の俺SFメカコンテスト、2007年のテーマは…
★宇宙パトロールタンク「バンガード」とは? 1967年、戦後日本のありようを固めた吉田茂が天に召されていった時、しかし経済成長は更に留まる所を知らなかった。街にはミニスカートとフーテン族が同居し、マツダ・コスモスポーツが疾走する一方で、公害が社会問題となった。初代ガメラが初代ギャオスと戦い、トニーとダグが毎週時間の狭間で翻弄されて、世界史はお茶の間のエンターテインメントと化していた。 昭和42年という和暦で示されるそんな日本で、一つのエポックメイキングなプラモデルが発売された。ミドリ商会の宇宙パトロールタンク「バンガード」である。 画像提供:へんりーさん 上の画像は威風堂々たるバンガードの初版パッケージ。 まだまだ日本中が「三丁目の夕日」の時代であった当時。その風景の中にこのパッケージが登場した事を思い出し、あるいは想像する時、如何にこのキットが先進の夢だったかが実感できるだろう。 凶暴な怪獣が闊歩する惑星を、コンボイを組んでパトロールする宇宙タンクの雄姿は、初めてこれを目にした少年達にとってあまりにもリアルな未来の現実であった。 また、当時のミドリのパッケージデザインの特徴でもあるギミック紹介のイラストも素晴らしい。 アニメやコロコロコミックなどの準備媒体のない日本オリジナルSF(JOSF)プラモデルだったが、子供たちはこれを見てバンガードの能力を理解し、その具現たるキットに一瞬で感情移入を完了したのである。 キットでは2発のメインミサイルが自動発射されるが、襲ってくる怪獣に向けて今将にそのミサイルが発射されようとしているイラストは、これも商品のセールスポイントを鮮やかに印象付けている。 |
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左はこれも貴重な初版バンガードの完成写真。初版ロットの最大の特徴はグレーのキャタピラであるが、その様子が良く分かる。 この”黒くないゴムキャタピラ”は、アオシマの名作「タイガーキャプテン」のブルーグレーのキャタピラと共に、近未来戦車の一つのインプレッションとしてその後永くSFプラモデル少年達の記憶に焼きつく事になる。 傍らにあるのはベビー・バンガード。ミドリは自社オリジナルSFメカの四天王キットであるエコーセブン、ビートルU世、キングモグラス、バンガードを若年層展開し、ベビーシリーズとしてリリースした。 お兄ちゃんの買った350円のバンガードに憧れ、文房具屋の店頭で思わず50円のベビーバンガードを手に取った少年は日本中にいた事だろう。あるいはそれは、遠い昔の自分だったかもしれない。 |
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「宇宙大怪獣標的」 これは初版のインストの裏側にだけ印刷されていた標的遊び用のカラーイラスト。 当時のミドリのインストはかなり大きいもので、当然このイラストも大きなサイズであった。 イタチと昆虫と軟体動物が合体したような巨大クリーチャーが小型パトロール艇を襲う! 「危ない!バンガードのミサイルで怪物をやっつけろ!」 といったシチュエーションに当時の子供たちは想像の翼を大きく広げたに違いない。 この、見る者の視点と対象の間の近景にもう一つのアイテムを配置して、ダイナミックで緊迫したパースを構成する技法は、四式戦車やタイガーロボに見られるミドリイラストの真骨頂でもあった。 |
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これがインストの最後に記されている「あそび方」。本などを広げて仰角を取り、1.2メートルの距離を置いてキットの自動発射ミサイルで射的遊びをせよ、と指示がある。 当時のキットにはミサイルなどの装備品で射的をする為の的になる中タグ等が入っていたものが少なくないが、的となるイラストの大きさや遊び方の緻密さなど、ここまでプレイをきちんと押さえてインストに記載したものは決して多くは無い。 レーダーの回転と連動したミサイル発射機構を考慮し、説明では「レーダーと、ミサイルのかんけいを良くしらべ…」と書いてあるが、もしかしたらミドリの草野社長はこうした遊び方そのものを自身の手で試していたのではないかと想像される。 |
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右はバンガードの再販パッケージ。同車の特徴である4つのキャタピラが意図する優れた超壕能力をアピールする、非常に動きと重量感の溢れる構図である。 ボックストップの例のギミックイラストはボックスサイドに移ったが、ホバーパトロール艇の発進とミサイルの発射シーンをワンショットに絡めて描く事で、パッケージイラストだけでバンガードの能力を明瞭に説明した優れた作品でもある。 このバージョンで既に使用モーターはマブチbP5からFA−13へマイナーチェンジしているようだ。 |
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次のパッケージ紹介はバンガード最終版。極めてリアル志向だった初版パッケージから、次第に空想絵画のテンションを上げていった過程が良く分かると思う。 本キットだけではなく、ミドリのSFプラモデルは再販を重ねる度にエアブラシ多用の作品となり、あるいはアニメっぽく、あるいは現実感から遠く離れていった事は否めない。 初版とこの最終版の間にある最大の変貌の要因は、多分アポロの月着陸だったのではないかと考えるのは無理があるだろうか? 空想科学が来るべき未来であった時代は、突如現実のSFともいうべき純白のアポロ宇宙船と当時のTVシーンを彩った同時通訳のリアルによって置換され、JOSFの世界観は幻想の宇宙空間へ存在場所を見出すしかなかったのかもしれない。 明るい色調の空(宇宙)の表現は、かの小松崎茂が描いたイマイのアキレスのようなテイストを髣髴させるが、発射されたミサイルも、パトロール艇の軌跡も現実味を失い、記号化されたアクションに還元されている。 バンガード(先兵)は、現実世界のSF化の波の中で否応無く当時の”時代”からはじき出され、先駆者たるその身を幻想の深宇宙惑星へ置かねばならなかったのである。 ともあれこうしてリニューアルされたパッケージであったが、それでもバンガードのそれは後のアトラスやビッグモグラス最終版のような平板で軽いものではなく、あくまでも幻想の惑星上で己のレゾンデートル(存在理由)を主張するだけの存在感は失わなかった事は特筆されよう。 使用モーターはマブチの製品リニューアルに追従し、FA−13から更にモーター軸を反転させたFA−130にマイナーチェンジしている点に注目。 |
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右はバンガード発売当時(1967年5月頃?)の雑誌広告。例の大型標的イラストと、インストのあそび方が大きく掲載されている事から、ミドリSFキットの定番だったミサイル発射機能を、単なるギミックではなく遊びのコンセプトと捉えて商品展開していった事がわかる。 繰り返しになるが、映画にも漫画やアニメにもルーツを持たないメーカーオリジナルのSFキットだったバンガードは、こういう形でメカに対する子供達のイマジネーションを高めていった。 ミドリのSFメカはデザインの秀逸さとこうした販売戦略によって、子供達にとっては単独商品としてではなくSFシリーズ全てが同じ「ミドリの時空」を共有する世界観の中に存在していた。 それはやがてミドリのメカが「JSDO(日本宇宙開発局」という組織の設定と共に日の丸を付けて統合されていく事で加速される。 当時のボク達の中には、サンダーバード世界や、東宝特撮世界や、少年雑誌SFの雑多な架空世界が近未来のパラレルワールドとして共存していたが、その中の一つは間違いなくエコーセブンやキングモグラスやバンガードなどのミドリメカだけで完結した「ミドリ時空の世界」であった。 |
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2007年9月23日、静岡モデラーズフリマの「シングル戦車レース」用ジオラマコースに、突如一台のバンガードが現れた。 そして、多くの戦車がコースアウトを余儀なくされる長大な直線コースを、ただの一回の走行で難なく走破したのである。 左はその時のバンガードの勇姿である。 製作者は「模型探偵団」の明石小五郎さんである。 ジオラマコース上を疾走するバンガードの姿こそ、将に40年前のボク達が夢見たリアルなバンガードの姿そのものであった。 |
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その明石さんのバンガードのアップ。内部メカのメンテナンスの為車体上下は粘着テープで止めてある為、走行直後に車体前部に若干の隙間がみられるが、逆にそれにより車体分割が良く分かるショットとなっている。キット自体の持つ局面構成にも注目! バンガードは微妙な局面で構成されている為、パッケージイラストによっても様々なフォルムを見せている。 例えば 初版パッケージのイラストでは前部ボンネット部分から車体中央部まで急なスラントノーズを立ち上げている”楔形”に特徴があり、再販パッケージでは車体最前部にボリュームを持たせてしまう事でスロープを押さえ、前半部分のボンネットの立ち上がりはなだらかになっている。 また、最終版イラストでは車体下部のボリュームが減って全体的に滑らかなラインになっている…といった具合だが、キット自体も見る角度によって色々な印象を受ける興味深いメカである。 この角度から見た車体前部は、往年の国鉄のこだま型特急電車に似た重厚な存在感がある。 各自が自分自身のイメージによる俺バンガードを製作するに当たり、どの角度から見たどのようなインプレッションのバンガードを作り上げるかという点は、重要なポイントである。 |
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こちらは同じ作品のバックビュー。特徴ある車体の上のミサイル、レーダー、パトロールボートといった装備品のレイアウトが良く分かる一枚。 ともすると雑多で取り留めの無い配置になりがちな多数の装備品を破綻無く纏めているが、ミドリのオリジナルSFメカはいずれもこの「破綻の無いデザイン」というコンセプトの上に成り立っている。当時数多くの模型メーカーが自社オリジナルデザインのSFメカをモデライズしていたが、その多くは荒唐無稽な空想機械の域を出ず、ミドリのこのSFメカのデザインセンスに追従できるものは極めて少なかった。 しかもそのキットがほぼ確実に動くという機械設計部分のクオリティの高さも、ミドリのキットが支持された大きな理由であった。 デザインと動き、そこに草野次郎氏のゆるぎない企業理念が込められていた事を感じないわけにはいかない。 |
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次の作品は、数多くの動く模型を高い完成度で改造・レストアしている四国のイブシさんのバンガード。 これは氏のホームページからの転載であるが、バンガードの側面形が良く分かるショット。丸窓がついた車体前部の乗員居住区画部分が意外に長く、車体全長のほぼ2/3を占めている事がわかる。 耐圧船殻のような車体からはバンガードが活躍する惑星は過酷な環境である事が想像され、その中で長期間活動する為にはそれなりの居住空間が確保されていなければならないはずだと思われるが、そんなキャパシティさえ物語るような優れたオリジナルデザインである。 ゴムキャタは劣化していたらしくポリキャタに換装されているが、オリジナルキットのバランスを知るには打って付けの一枚である。 この作品は後ろに見える氏オリジナルの送信機によってラジコン操縦される優れもの! |
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左は同じく四国のイブシさんのバンガードを上面から捉えたもの。 同時にレストアされたミドリの兄弟分SF戦車アトラスとのツーショットだが、これによりアトラスに比べてバンガードが一回り小ぶりなのが良く分かる。 アトラスは回転円盤発射用のゼンマイユニットの装備、キャビン左右のミサイルの内臓ギミック、車体前部のカッター回転用のギアの取り回しなどの要請からこのサイズに落ち着いたとも想像されるが、角ばったスパルタンな印象を与える。 一方のバンガードは、パッケージイラストや単独の画像からは重量感あるフォルムを感じ取れるが、こうしてアトラスと並ぶと、意外に流麗で女性的なライン構成である事に気が付く。 東京AFVの会の主催者でもある十川氏は、この車体デザインを見て「少なくとも最初のデザインは、木型ではなく粘土原型だったのではないか?」と推測しているが、それも頷ける。ミドリの多くのSFキットの特徴の一つが突出型コックピットである事がこの比較写真からも垣間見る事が出来る。 ミドリのSFシリーズがまだまだ勢いを失っていない絶頂期の2台でもある。 |
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次は1980年代にリリースされた韓国版バンガードのパッケージ。これを見るとアカデミーがコピーしたものはミドリの最終版パッケージそのものだったことが分かるが、そこにはかつて日本の少年達を遥かな宇宙の彼方に誘った「実在する未来世界のリアル」は姿を消し去っている。 こういった商品の陳腐化のベクトルに接する時、逆に我が国が育んだJOSFという特殊なジャンルのキットは、当時の受け手である少年達の嗜好というマーケティング側面だけでなく、送り手だったメーカーの企画者のSF観が如何に重要なイマジネーションとして存在していたかを我々に教えてくれる。 恐らくミドリの一連のSFシリーズを世に送り出した草野次郎社長の中には、明治時代から脈々と連なる、押川春浪や海野十三の空想科学精神という、我が国独自の科学未来観があったに違いない。それは取りも直さず西欧文明に科学という武器で追い付き、追い越そうという地に足をつけた未来志向であった。 ミドリのバンガードとは、そういった文化の一つの結果として生み出されたわけだが、他方でその表層だけを文字通りトレースしただけの韓国版バンガードは、そのルーツに文化という心を持ち得なかった商品として産み落とされた。 あらためて初版バンガードのパッケージとこのパッケージを比べる時、その重みの違いが実感されるだろう。 |
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これは韓国アカデミー製のバンガード。製作者は先の初版完成品の作者でもある、プラモデルの王国の掲示板常連の宇宙戦車ファンさん。 アカデミーはこれ以外にもビートルU世をリリースしており、一時期それらはミドリの金型が流出したもの、との噂も流れたが、今では細部が異なったコピー商品であるとされている。 このバンガードも走行させるとオリジナルに比べてギア比が異なっており、かなり走りがプアであるとの事。 そうはいっても、日本のオリジナルSFブームに比べてこういったメーカー独自のデザインコンセプトのキットが流行らなかった外国において、ミドリのキットがコピーされて販売されていた事は興味深い。 因みにミドリのSFキットでは、ビートルU世が北米でパラマウント社からパッケージ替えで発売されていた事が知られており、またスペインでもアトラスと同じデザインの大型トイが発売されていた。 |
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もう一つバンガードのソックリ駄玩具を紹介しよう。これはメーカー不詳のブリスターパック入り「M46戦車」。銀メッキが妖しく光る完成品商品だ。 明らかにバンガードのコピー商品だが、小さな車体にミサイル発射ギミックを搭載している為、後部のパトロール艇はオミットされている。低い車体の雰囲気から、どうもベビーバンガードを参考にしたようだ。 駄玩具の世界でもミドリのSFキットのコピー商品は少なくなく、バンガード以外にもエコーセブン、キングモグラス、ジュニアモグラスなどが確認されている。 こういった当時の状況は、ミドリのメカが如何に子供達の支持を得ていたかを物語る。 |
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上記キットの成型色替えモデル。写真ではミサイルはセットされていないが、逆にそれにより簡潔に設計された一発成型のミサイル発射装置の様子が分かる。 原色の多色成型駄玩具であるため、いかにもオモチャっぽい印象はあるが、当時こういったミニパズル風トイは極一般的な商品だった。 実はこのキットもパズル組立てモデルであり、レーダーを模した緑色のストッパーを回すと、車体上下が分割して全てのパーツを分解する事ができた。 このモデルはキャタピラこそ左右夫々1パーツの簡単なものだが、車体下部の車輪でコロ走行が可能だったというのも楽しい。 模型店で近所のお兄ちゃんがモーターライズバンガードを買い、小学校の隣の文房具屋さんでボクがベビーバンガードを買った後で、更に近所のチビッコが駄菓子屋で「M46型戦車」を買い求めていた…。JOSFとはそんなふうに子供達の夫々の背丈の中で、夫々の風景の中に息づいていたのである。 |
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次に紹介するのは、今年の俺SFメカコンテストテーマ発表後に動く模型愛好会掲示板に投稿されたムラさんの俺バンガードのイメージイラスト。 バンガードの丸みを帯びたボート型車体にインスパイアされたデザインは、恐らく高圧力型惑星での活動を前提にした耐圧車体であろうか。 車体を見上げたアングルと、地面の起伏に追従すキャタピラの様子とが相まって、恐ろしく重量感のあるイラストに仕上がっている秀作!「スペース・パトロール・タンク」ではなく、「スペース・パトロール・クローラー」となっている所が、地面を踏み締めて移動する重機動ビークルというムラさんオリジナルのコンセプトを良く表している。 細かく見ると、車体前部にミドリのロゴをイメージしたマークが書き込まれているのも楽しい。 ミドリオリジナルキットのパトロールボートでは、どうも浮力は艇体前部のファンだけのよう見えて子供心に浮力バランスに疑問があったが、このイラスト後方のパトロールボートでは後部下面にもスリットが空いており、「そうだったか!」と納得した方もいらっしゃるのではないだろうか。 前後のキャタピラの間には乗降用ハッチがあるが、将にそこから乗員が出て来た所のようだ。バイザーの形は2001年宇宙の旅の宇宙服のオマージュとも取れるが、だとすると手に持っているのはサンドイッチか?(笑) …などと、見ているだけでイメージが膨らむストーリー性溢れるイラストだ。簡単なタッチだが、こうしてじっくり見てみると、作者の思いが凝縮された密度の濃い作品である事が伺える。 |
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昨年11月の動く戦車オフ会終了から1ヶ月。まだ2006年のうちから、今回の俺バンガードコンテストに向けて製作を開始した作品があった。その作者の名は知る人ぞ知る東京AFVの会の会長十川閣下であった。 「まる一年をかけてじっくり作ろうと思う秘密プロジェクト。(十川氏談)」というように、粘土原型から石膏型を作成し、10ヶ月をかけて他の作品の合間にコツコツと仕上げているのがこの写真である。 既にここまで完成に近づいた作品があることをあらためて諸氏にご報告し、各自のモチベーションアップにつなげて欲しい。転輪の一つ一つに至るまで完全にスクラッチされた素晴らしい作品は、あと1ヶ月でどれほどの作品になる事であろうか?! 製作途中の作品を拝見した動く模型愛好会広報担当のオヤヂ博士は、その軽量車体の軽快な走りと、粘土原型というアプローチにより流麗なフォルムに仕上がった車体の美しさに驚愕したものである。 この他にもUMA会員の手によって既に車体下部がほぼ完成した、やはり30cmクラスの大型「俺バンガード」も存在するという。 |
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パッケージイラスト、キット画像、イメージイラスト、そして製作途中ながら既に車体の基本形がほぼ完成しているオリジナル作品の画像などを紹介して立体的に構成した2007年俺SFメカコンテストのページだが、皆さんはどのような印象を持たれたであろうか? 広報担当の殺人的な多忙により、例年より1ヶ月ほど送れてリリースされたオフ会紹介ページだが、テーマ自体は昨年時点で決定していた為、自力で情報収集を行っていた方も少なくないかもしれない。 今年も既に俺SFメカコンテストの戦いは始まっているのだ。さぁ、JOSF戦士の諸君、君も君自身のバンガードを作り、奮ってコンテストに参加しようではないか!!! |