作例データベース M13/40 カーロアルマート


メーカー タミヤ
スケール 1/35
車軸固定方法 六角シャフトに合わせて潰したハトメをドライブスプロケットに埋め込み、瞬着で固定。
本体固定方法 本体は3mmビスで固定。ハトメで補強した車軸穴にシャフトを通しただけで可動アームは無固定。
必要な追加工作 ディスプレイキットの為アイドラーホイールが接着式だったので、回転するように加工した。
備考 キャタピラの穴とドライブスプロケットの歯は噛み合っていないんですが、走行には全く問題ありません。(^_^;)

ギアボックスの組込状態。リモコンボックスはSU−85と同じもの。
 このキットを走行モデルにする為の最大のポイントは、アイドラーホイールの回転改造でしょう。
 まず車軸のモールドをそのまま残して、その中心部にピンバイスで1mm程度の穴を貫通させます。私は100円ショップで売っていた精密ドリルを使いました。そこに小物工作用の小さな真鍮クギを適当な長さに切って差し込みます。車軸が抜け無いようにクギの頭を利用する訳です。(矢印1)

 同じように車輪側にも穴を開け、クギの先端を差し込み、飛び出した部分をヤスリで綺麗に整形します。(矢印2)

 因みに矢印3はダイオード用ソケットを流用したリモコンコードのコネクタです。

 カーロアルマートの小さな車体に完璧にセッティング出来るギアボックスは、まるでこのキットの為に設計されたような絶妙なバランスです。タイトな車体前面装甲板と車軸の位置も、無改造でクリアできます。

 さて、このキットのキャタピラの穴は1mm×1.5mm程度と非常に小さい一方、ドライブスプロケットの歯が大きい為、仮組状態でキャタピラを回した所「歯が穴に入る」「歯が穴から抜ける」という動作がスムーズにいきません。まずスプロケットの歯の山を半分程度にしてみましたが、まだダメそうです。
 そこで次にキャタピラの穴そのものをキリでグリグリ広げてみましたが、それでも上手くいかないので、業を煮やして「ままよ!」とばかりリモコン走行させてみた所、歯と穴が噛み合わずにキャタピラが歯の上に浮いた状態で全く問題なく走りました。(^_^;)  キャタピラの外れもありません。
 このスケールでこのサイズのキャタピラですから、個人ユーザーで簡単にナントカ出来るものでも無さそうな為、ここは敢えてこのままで楽しむ事にしようと思います。
 ちょっと見には気が付かないので、皆さん黙っていて下さいね。(^b^;)シーッ。

 ギアボックスが小さいので車体内部にはまだ余裕があります。また砲塔下の戦闘室の張り出し部分には単四電池が4本入るスペースがあるので、タミヤのアクトパル用ラジコンユニットを移植できるかも?
 

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