メーカー | タミヤ |
スケール | 1/35 |
車軸固定方法 | ドライブスプロケットに開けた2mm穴にシャフトを通して瞬着で固定。 |
本体固定方法 | 本体は3mmビスで固定。ハトメで補強した車軸穴にシャフトを通し、更に可動アームをプラ板で固定。 |
必要な追加工作 | スリーピースギアハウジング内部へのファイナルギアの組み込み。 |
備考 | 実車同様のパワートレインを実現しないと、スケール感そのままでの走行ができない。 |
M3中戦車系列のドライブスプロケットの軸は、実はその特徴あるスリーピースギアハウジングカバーよりも前に飛び出しており、これでは如何に可動アーム装備の超汎用戦車用ギアボックスといえども無改造で車軸を回す事は出来ません。 そこで実車同様ファイナルギアケース内部にファイナルギアを組込む改造が必要となります。 まずはギアケースカバーと車軸受けの工作状況です。 ドライブスプロケットの車軸は、カバー内側のプラ板に開けた軸穴とシャーシ側面板の軸穴の僅か数ミリのストロークで、キャタピラのテンションの全てを差さえなければなりません。そこで少しでも車軸のブレを抑える為、車軸受けのハトメはホイールに干渉しない程度にギリギリまで長いものを使いました。 |
完成したファイナルギア部分。 テンションの掛かるファイナルギアボックス近辺は、適宜ニ塩化メチレン接着剤や瞬着で完全に固定してある。 向こうに見える車軸はカット前のもの。 |
ギアボックスの出力軸との関係はこうなります。 ギアボックスの軸をギリギリまで切り詰めてそこに10Tピニオンをはめ、それが前述のファイナルギアと噛み合って動力伝達が完成します。 またプラ板でアーム先端を固定しています。 |
という事で組み上がったグラントの車体下部。リモコンボックスはカーロアルマートなどと同じもの。 現時点ではまだ車体上部が未完成ですが、減速比が更に大きくなった分だけスピードが抑えられていて、走りは中々リアルな感じがします。 このファイナルギアケースに実車同様の動力伝達機構を組込む事が出来れば、その応用で更に超汎用戦車用ギアボックスの守備範囲が広がりそうです。 |